上石津町(かみいしづちょう)の茶栽培の歴史は古く、
町史の文献では奈良時代の頃からすでに栽培が始まったとされており、
西美濃エリアを代表するお茶の産地です。
当地域ではブランド茶である「美濃茶」の栽培が盛んであり、
その中の銘柄の一つとして当園では「美濃上石津茶」を生産販売しています。
その中で、当園は150aの広大な茶畑を有して茶栽培を行っており、
平成15年度からは「ぎふクリーン農業」への登録を得ました。
近隣市町で生産された有機肥料である、
「おがくず」「椎茸の排菌床」「稲わらロール」を活用して安心安全を実現する
地域循環農業に取り組んでいます。
現在栽培している茶樹の品種は人気の「やぶきた」最高品種の「あさひ」があり、
「くさわら」「こまかげ」「やまかい」です。
「あさひ」は黒い遮光布を一週間ほど茶樹にかぶせる「かぶせ茶」の栽培方法をとっており、
これによって、渋みと苦みを抑えた上質なお茶作りにつなげています。